すぐにクヨクヨする性格で悩んでいます

「ちょっとしたことでクヨクヨしてしまいます。何をどう変えればいいでしょうか」というNさんのおはなし。

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「〇〇しなけりゃよかった」が得意なNさん

―この世に、一度もクヨクヨしたことがない!という人はいないと思いますけどね。

Nさん:
そうなんですが、私の場合「そんなことで?」と自分でもビックリするくらい小さなことでクヨクヨしてしまうんです。

―じゃ、いちばん最近クヨクヨしたことを教えてください。

Nさん:
この前、とある講演会に行ったんです。私は講師の本が大好きで、何冊も読んでいます。だから講演をとても楽しみにしていました。

―本人から実際に話を聞くのは、本を読むのとはまた違いますもんね。

Nさん:
そう期待していたんですが。

―期待どおりではなかった?

Nさん:
実はそうなんです。れれれ?本に書いてあることばかりだし、本の方がわかりやすいなぁって思って。

―そうなんですね。

Nさん:
それで私、最後のアンケートに本心を書いてしまったんです。「ちょっとがっかりしました」って。

―がっかりした、というのが本心だったんですね。

Nさん:
そのことがずっとモヤモヤしていて。

―えーと、「がっかりした」と書いたことが??

Nさん:
はい。あんなことを書くべきではなかった、とずっとクヨクヨしているんです。
私、これに限らず「〇〇しなけりゃよかった」と、四六時中思っているんです。

ノート
あんなことを書いたけれど 白紙に戻したいの

「相手の気持ちはわからない」とわかってはいるのに……

―どうして、書くべきではなかったと思うんですか?

Nさん:
講演会のことはさておき、何冊も読んだ本は本当によくて。
私は随分励まされたんです。そんな恩人ともいえる人の講演なのに、正直に「がっかりした」と書いたのはまずかったな、と。

―どう書けば、失礼にならなかったんでしょう。

Nさん:
「とてもよかったです!」とか「来た甲斐がありました」とか。

―それは、講演会に対するNさんの本心ではないですよね?

Nさん:
まぁ、そうですけど「嘘も方便」というか。
「よかったです!」って書いた方が、講師の先生も喜んだでしょうし。
たとえば、占いをした後で「ちょっと期待ハズレでした」とお客様に言われたらショックでしょう???

―はい。ショックですね。

Nさん:
やっぱりー!講師の先生も、あのアンケートを見てショックを受けているに違いない。あれだけ本でお世話になったのに……。

―講師の先生がショックを受けているかどうかはわかりませんけどね。相手の気持ちは、どうがんばってもわからないので。

Nさん:
自分でも「相手がどう感じているのかはわからない。だから、自分があれこれ想像しても仕方がない」ということは理解しているつもりなんです。
理解しているつもりなのに、クヨクヨしてしまうなんて、ダメだなぁと思って。

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クヨクヨを一刻も早く終わらせたい

―クヨクヨしてしまう自分はダメだなぁと感じるんですね。

Nさん:
はい。
講師の先生と個人的に親しいわけではありません。おそらく再会すらないでしょう。
そんな私がアンケートにどんな感想を書こうと、今後なんの影響もない。
こんなこと、全く気にする必要はない。
よくわかっているんですが……してしまうんです、クヨクヨと!!!
こんなしょーもないことで!!ダメだぁ!!!


―してしまうんですね、クヨクヨと。

Nさん:
このエンドレスなクヨクヨを、とっとと終わらせたいんです。そして、どうしたらクヨクヨしなくなるのでしょうか。

―わかりました。どうしたらいいか、カードに聞いてみましょう。

タロットカード
クヨクヨしている図

―出ました。「クヨクヨしろ」と言ってます。

Nさん:
すみません。
私は、「クヨクヨを終わらせるためにはどうしたらいいのか」と聞いたんですが。

―はい。その答えが「クヨクヨしろ」です。

Nさん:
答えになっていませんよ?
もっとクヨクヨしたら、さらにクヨクヨが終わらないじゃないですか。

―いいえ、これが答えです。Nさん、あなたはもっとクヨクヨしてよいのです。

Nさん:
これだけクヨクヨしてるのに???

―Nさん、あなたは「クヨクヨしている」と言っていますが、それはクヨクヨ未遂です。クヨクヨをやり切ることが大事なのです。

クヨクヨは湧き出るままに

―Nさんは、「クヨクヨしてはいけない」「クヨクヨする自分は駄目だ」と思いながらクヨクヨしている。これでは、いつまでたっても、クヨクヨをやり切ることはできません。

Nさん:
クヨクヨしない方がいいでしょう?だって、クヨクヨしても仕方がないんだから。
そんな時間があったら、胸を張って前へ進め、といろんな本に書いてあるじゃないですか。

―それは、クヨクヨをやり切ってからの話です。

タロットカード
戦車に乗るのはクヨクヨした後でね!

Nさん:
自分では十分やりきってると思えるくらいクヨクヨしてますけど。どうしたらいいんですか。

―よく自分を観察してみてください。Nさんは、クヨクヨする感じが湧いてきたら、それを即座に打ち消そうとしているはずです。

Nさん:
だって、クヨクヨしてはいけないから。

―クヨクヨする感じを打ち消さずに、湧き出るままにするんです。

Nさん:
そんなことしたら、クヨクヨに乗っ取られます。

―いいえ、乗っ取られません。
ただじっと、観察してください。クヨクヨが出てきたら、出て来て良いのだよ。と、ちょっと胸とおなかをゆるめながら心の中でつぶやくのです。

Nさん:
胸とおなかをゆるめる?難しいな。

―イメージです。ゆるめている「感じ」でいいのです。ふわっとあったかくなったり、力が抜ける感じがする場合もありますし、何も感じていなくても大丈夫。

Nさん:
ふーん。

―そうすると、ふぅっと息を大きく吐けるはず。

Nさん:
ふぅっと。

―そうです。そうしたら、少し「感じ」が変わっていませんか?

Nさん:
あれ?クヨクヨに乗っ取られていないかも。なんだか静かな、意外な感覚。

―それがクヨクヨをやり切った状態。このカードは、それをやれ、と言っているのです。

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クヨクヨすることを自分に許す

Nさん:
でも、またクヨクヨが出てきたら?

―同じことをまたやればいいんです。

Nさん:
……結局、終わらせることはできないわけですね。

―おそらく、我々凡人には、クヨクヨの発生をゼロにすることはできないでしょう。人間だもの。
ゼロにはできないものをゼロにしようとするのは苦しいです。
だから、「クヨクヨ発生禁止!」と抑えつけなければいいんです。
出し切ってしまえば、意外にすぐに消えていく。

Nさん:
「クヨクヨしてはいけない」という考え方を変えればいいということですね。

―そうです、そうです。思う存分クヨクヨすればいいんです。クヨクヨすることを良いとも悪いとも判断しない。ただクヨクヨを味わい、経験するだけ。

ネガティブな感情をあなたが徹底的に、どんな物語も付け加えずに経験するとき、それはたちどころに消えてしまいます。もしもあなたがある感情を徹底的に経験しているつもりにもかかわらず、それが強烈なままだったら、それについてまだ何か物語が加えられていることに気づいてください―それがどんなに強い感情であるかとか、それを排除することは決してできないとか、それは一度消えてもまた必ず戻ってくるとか、それを経験するのがどんなに危険なことであるか、といった物語です。その瞬間瞬間の物語がどんなものであれ、感情を直接経験するのを先送りにする言い訳は尽きません。

ガンガジ著 三木直子訳「ポケットの中のダイヤモンド―あなたの真の輝きを発見する」

Nさん:
はぁ。
なんか……ホントか?って思いますけど、さっきクヨクヨしちゃだめだという思いを脇に置いて、「クヨクヨ、出て来ていいよ」と思ってみたら、正直ちょっとホッとしたんですよね。
ちょっとまだ半信半疑だけど、やってみます。

―そう。クヨクヨを感じ切ると、クヨクヨは供養されるのです。

Nさん:
そのギャグ……おもしろくないです。

―ウケないとショックです。クヨクヨしてしまいます。

Nさん:
大丈夫。クヨクヨしていいんだよ。