タロットカードをシャッフルする理由

タロットカードを展開する前は、必ずシャッフルをします。
シャッフルの仕方も色々で、カードを切るようにしてもいい。
神経衰弱をする時にトランプをまぜながら広げていく、あんな感じでまぜてもいい。
私は、カードの大きさや展開する場所とも相談しながら、その場に応じた方法でやっています。

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なぜシャッフルする?


さて、シャッフルするのはなぜでしょう。
もちろん「カードを混ぜるため」なのですが、シャッフルは「あること」の象徴でもあるのです。


この世はすべて「破壊と創造」の繰り返し。
壊して作り直す。壊して作り直す。


細胞も日々壊れては作られている。
作物もそうです。
せっかく育っても収穫される。つまり、破壊されてゼロに戻る。
そしてまた、種まきから始めて、新しく作り直す。

目に見えないものも同じです。

失恋は、これまでの関係性の破壊。
破壊があったからこそ、新しい出会いがある。
新たな関係の創造です。

「カレーのライスは300gが自分の限界」という思い込みを破壊。
そして、新たにライス400gという世界を創造。

などなど。

世の中に、「破壊と創造」を繰り返さないものはありません。

タロットカードのシャッフルは、「破壊」の象徴なのです。

何を破壊する?

タロットカードをシャッフルして、何を破壊するのでしょう。
それは「その人の世界」です。

「ご破算で願いましては」は、そろばんで計算を始める時の合図。
そろばんの玉をすべてゼロの位置に戻し、新しい計算を始めます。

タロットカードをシャッフルするのも、これと同じ。
私の世界、なにやら色々ありますが、一度ご破算にしましょう、という気持ちをシャッフルにこめる。
そして、新しい世界を創造するのです。

注)シャッフルする時は、絵柄を伏せた状態で行いましょう

タロットカードのシャッフルで、それまでの「その人の世界」を一度破壊するのです。

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何を創造する?

カードをシャッフルしたら、次はカードをまっさらな場所に並べるプロセスが続きます。
これは、新しい世界を創造することの象徴です。

カードをシャッフルすることは、ちょうど世界を崩し、その要素に分解することの象徴的な行為なのです。世界を構成するエネルギー、エレメントとの組みあわせはバラバラにされ、そしていったん原初の状態に戻ります。混ぜ合わせられて伏せられたままのカードは、そのような宇宙の初めの正体をシンボライズするのです。
占い手が、宇宙を象徴するような形にカードを並べていくときには、その読み手は神の創造を小さな形で模倣する、古代の儀式を行っているのです。そう、あなたは象徴的に宇宙をつくりだしているわけです。

『マーリンタロット』R.J.スチュアート著、鏡リュウジ訳・監修


性格ひとつとってみても、私たちの中には「すべて」の要素があります。

どんな人も、

明るくて暗い。
外交的で内向的。
飽きっぽくて我慢強い。
優しくて意地悪。
素直で懐疑的。

その時たまたま目につくものがコレだというだけで、本当はすべての要素をもっている。
ひとつやふたつの要素に注目して「私は内向的で我慢強い人間だ」と固定してしまう必要はありません。

そんなのはシャッフルで破壊する。
そして、あらゆる要素の中から新しく選びなおしたもので、新たな世界を創造すればいい。
それが、カードを並べたときに現れるのです。

タロットカードは、「破壊と創造」のサポートツールなのです。