「何が自分を幸せにするのか」を探すには

梨木香歩 著「西の魔女が死んだ」の読書会メモ。
毎回少しずつ朗読して、感じたことを自由に言いっぱなし。そんなお気楽読書会です。

「西の魔女が死んだ」の主人公は、中学入学後、学校へ行きたくなくなった女の子、まい。
自然に囲まれたおばあちゃんのうちで、しばらく暮らすことになりました。


今回話題になったのは、まいがおばあちゃんと「何が幸せか」についてやりとりしている部分です。

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自分の幸せ探すには「スイマー」であれ

「そうね、何が幸せかっていうことは、その人によって違いますから。まいも、何がまいを幸せにするのか、探していかなければなりませんね」
まいはまだ考え続けながら言った。
「でも、人から注目を浴びることは、一目置かれることでしょ。そしたら邪険な扱いを受けたりいじめられたり……無視されることはないわけでしょう?」
「いじめられたり無視されたりするのも、注目されているってことですよ」
おばあちゃんは、まいの頬をなでながら優しく言った。

梨木香歩「西の魔女が死んだ」

おばあちゃんと、こんなやりとりをした夜。
まいは、夜の海で泳いでいる夢を見ます。
ひとりきりで、ただひたすら泳いでいる夢です。

この部分について、こんな感想が出ました。

「自分の幸せが何かを知るためには、ひたすら夜の海を泳ぎ続けるようなものですね」

「そして泳ぐのは、他の誰でもない。自分しかいない」

「自分で泳いでこそ、自分の幸せがわかる」

海

夜の海を泳ぐ。
暗いので、周りの様子はわかりません。
ただ、「こちらだ」と自分が信じる方向へ、ひたすら手足を動かして進むしかない。
自分が向かう先は、陸なのか、沖なのかもわかりません。
わからないながらも、自分なりに泳ぐ。

誰にも肩代わりさせずに。

「スイマー」は、悩み多きもの

ここでB’zファンの私は、彼らの名曲「スイマーよ!!」を思い出しました。

純情の海をクロールで横切ってゆこう
僕らは悩み多きスイマーだ
かいて強くかいて 歓びにタッチすれば
明日も捨てたもんじゃないだろう

沈んでゆくのも平和に浮かんでるのも
泡のようにはじけとぶのもいい
迷いを吸い込み 自信をはきだして
これからどこまでゆこう?

B’z「スイマーよ!!」

ずっと泳いでいないといけないわけでもない。
沈んじゃダメとも言わない。
泡のようにはじけ飛ぶのもいい、と言ってくれるこの歌。
かなり好きです。

みんなみんな、悩み多きスイマーだよ。
100%この方向でOKと確信しながら泳いでいるわけじゃないんだよ、と。

あ~、ほんとにいい歌。

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魔法じゃないじゃないけどできるよ

「西の魔女が死んだ」のお話はまだまだ序盤。
これから、まいはおばあちゃんに魔女になる手ほどきを受けていきます。
幸せを見つけるには、魔法が必要なのかな?

いえいえ。
B’zは「スイマーよ!」をこんな風に締めくくっています。

終わることのない悲しみを歓びに
すべての失敗を成功に
あふれこぼれる 嘆きを唄声に
魔法じゃないじゃないけどできるよ

B’z「スイマーよ!!」

あ~、ほんとにいい歌だ(笑)


引き続き「西の魔女が死んだ」を読みながら、スイマーしていきたいと思います。