貴船神社は奥宮が奥深い

貴船神社を訪ねたのは、ちょうど桜が満開を迎えた時期。
予想はしていましたが、京都駅周辺はいつも以上の混雑でした。

しかし、京都駅から公共交通機関で約1時間の貴船神社は別世界。
しんとした静かな時間が流れていました。

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まずは貴船神社の本宮で「水占(みずうら)みくじ」

貴船神社の本宮にあるおみくじは、水につけると字が浮き出る「水占(みずうら)みくじ」。

さすが、水の神様です。

最初はこのとおり真っ白な水占みくじ

「願望」「恋愛」「出産」「病気」「方向」「旅行」「学問」「商売」「失せ物」「転居」という項目だけが印刷されています。

それを水面に浮かべてしばらくすると、じわじわと見えてくる文面。
みなさん静かに水面を眺め、しばし「無」になる。

続々と水面に浮かぶ水占みくじ

この時間がとてもいいです。
何もしない「空白の間」って大事だ・・・。


このおみくじにはQRコードがついていて、読み取ると文面が外国語に翻訳されるというスグレモノ。

水がとにかく美しい

日本語がわからない方もその場で楽しめますね。

Wi-Fiのパスワードが「PowerSpot」なのがとてもお茶目

縁結びのお願いなら「中宮・結社」

本宮からさらに奥へ進んでいくのですが、いったん公道に出て、普通の道をてくてく。
左手には趣のある店構えのお料理屋さんが立ち並び、右手は貴船川。
夏には川床が楽しめるエリアです。

マイナスイオンを浴びまくる

川の水音を聞きながら歩くだけで、アタマがクリアになっていく!
8分ほど歩くと、「結社(ゆいのやしろ)」に到着。
本宮と奥宮の間にあるため、「中宮(なかみや)」とも呼ばれます。

「結」という字のとおり、縁結びの神社で、御祭神は磐長姫命(いわながひめのみこと)。

結社にはこんな説明が。

写真に写っている木板に書いてあるままです。余談ですが、超美文字でした。

神武天皇(初代の天皇)の曾祖父にあたられる瓊々杵命(ににぎのみこと)が、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を娶らんとする時、父の大山祇命(おおやまつみのみこと)が姉の磐長姫命も共におすゝめしたが、瓊々杵命は木花咲耶姫命だけを望まれたため、磐長姫命は大いに恥じ、「吾こゝに留まりて人々に良縁を授けよう」といわれ、御鎮座したと伝えられています。
古くより縁結びの神、「恋を祈る神」としての信仰が篤く、平安時代の女流歌人・和泉式部が切ない心情を歌に託して祈願したという話は有名です。(和泉式部の歌碑がこの上の境内に建っています)
昔はスゝキ等の細長い草を、今は「結び文」を神前に結びつけて祈願する習わしがあります。男女間の縁だけでなく、人と人、会社と会社、就職・進学などあらゆる縁を結んでくださる神様です。

たしかに、「ご縁」は男女間だけに限りません。
人と人、会社と会社などもすべて「ご縁」。
就職する時も「ご縁があってこの会社でお世話になることになりました」と言いますよね。

お願い事は、こんな「結び文」にしたためます。

さわやかなグリーンの結び文

表面にススキの柄が描かれているのは、「昔はスゝキ等の細長い草を神前に結びつけていた」ことの名残りだと思われる。

結社の参拝をすませたら、あと5分で奥宮です。

「氣」と表記するとパワーアップする氣がするのは氣のせいだろうか

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「連理の杉」にびっくりの「奥宮」

奥宮は貴船神社創建の地で、約1000年前に災害を受け、現在の本宮の場所に移ったと言われています。

ここには、同じ根から生えた二本の木があります。

いずれも御神木で、ひとつは「相生の杉」。

「同じ根から生えた二本の杉。樹齢千年。相生は「相老」に通じ、夫婦ともに長生きの意味」という説明書きがありました。


そしてもうひとつは、「連理の杉」。

思いのチカラはすごい

明らかに別の種類の木です。木肌が全く違う。
こちらはなんと、杉と楓が一緒になっているのです。
「連理とは、別々の木が重なって一つになる意で、夫婦、男女の仲睦まじいことをいう。この神木は、杉と楓が和合したもので、ひじょうに珍しい」
杉と楓。違う種類の木なのに、一緒になりたいという強い思いが二人を・・・じゃなかった、ニ樹を結びつけてしまったのですね。

貴船は、古くは「気生根」「気生嶺」とも書かれていたそうです。
字のごとく、大地の「気」が生じる場所・「気」が生まれる根源。

神道では「けがれ=気枯れ」、つまり気が弱った様子だと考えます。
本宮の清らかな水で手を清め、貴船川のマイナスイオンを浴びながら奥へ奥へと歩いて行く間に心が清められていく。
締めくくりに、奥宮の清々しくも落ち着いた空気に触れれば、気持ちもスッキリ、気がみなぎること間違いなし。

心が落ち着く奥宮

貴船神社に行かれたら、ぜひ奥宮まで足をのばしてみてください。

貴船神社の公式ホームページはこちらです。