心のゼロ地点に返るには

「この半年色々あった~」というTさんとのリーディング。
家族や親類に、予想していなかった変化が連続して発生。

やっと一息つけるタイミングで「これからどういう心持ちでいるべきか、考えたい」というご相談。ご一緒にタロットカードをひいてみました。

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ゼロ地点に返ることを意識せよ

実はTさん、年始にもタロットリーディングをご依頼いただいているのです。新年にふさわしく、今後1年の過ごし方のヒントが知りたいというリクエストでした。

カードを12枚展開し、月ごとのアドバイスをお伝えしたのですが、12月の位置に出たのは「愚者」のカード。

タロットカード
GUMMY BEAR TAROT, U.S.GAMES SYSTEMS,INC. www.usgamesinc.com

「愚者」は、大アルカナの一番はじめに位置づけられているカードで、カード番号はゼロ。
一般的な意味としては、「はじまり」「自由にふるまう」「流れに身を任せる」などがあります。

半年前のリーディングでは、この「愚者」を「色々あっても、1年終わればゼロに返る」と解釈をしました。

・・・というやりとりを思い出しつつ、今回のリーディングではみっつの山から1枚ずつ、好きなカードをTさんご自身に選んでもらいました。

すると。
Tさんが1枚目にひいたカードは「愚者」。

タロットカード
GUMMY BEAR TAROT, U.S.GAMES SYSTEMS,INC. www.usgamesinc.com
また出た!

半年前のこともふまえて、今回の「愚者」ってどう考える?とTさんの感じ方を伺ってみます。

「ゼロに戻れ、というメッセージだと思う」とTさん。もう少し詳しくお話ししてもらいます。

「ゼロと言うのは、外側で起こる色々なことに振り回されない心の中心点みたいなもの。そのポイントから少し気持ちがずれているから、戻りなさい・・・それが、今の私へのアドバイス」とのこと。

色々あったTさんご自身のその解釈に納得です。
ご自身の中で、ゼロに戻ろうとするタイミングなのでしょう。
身辺にまだ多少の慌ただしさはあるものの、タロットに相談することを決めたということは、それなりに気持ちに余裕が出てきた証拠でもあります。

Tさんの問いである「これからどういう心持ちでいるべきか」。その問いに対し、Tさんは「心のゼロ地点に戻れ」という答えを自ら導き出されました。

では、ゼロ地点に戻るために、具体的に何をしたらいいのでしょう?
残り2枚のカードにアドバイスを求めます。

心のゼロ地点に返るには:身体を使う

ふたつ目のカードの山から現れたのは、「吊るされた男」。

タロットカード
GUMMY BEAR TAROT, U.S.GAMES SYSTEMS,INC. www.usgamesinc.com
宙づりになって真っ赤になるクマ

Tさん、このカードを見てつぶやきました。「あ、ヨガを始めてみようかな」。

スポーツが好きなTさん。中でも、子どものころからずっと続けているダンスは、教えるほどの技術の持ち主。

ダンスとは違う身体の使い方が必要なヨガ。
それは、Tさんにとって未経験の世界です。

「最初は、慣れない動きが苦しくて、顔が真っ赤になっちゃうのかもしれないですね(笑)。そうそう、私の中でヨガってまさに逆立ちのイメージ!このクマの姿そのものです。ヨガで逆立ちして、頭に血がのぼってる私だ!」

外側の出来事に心が反応してしまうのは、ごく自然なはたらき。
反応しないようにするのは無駄な抵抗というものです。

それよりも、少しずれてしまった心の位置をゼロ地点に戻すことが大事。そのためには、身体からのアプローチもとても有効です。

スキージャンプ選手の葛西紀明選手も、「40代以降は汗をかく習慣が鍵になる」と著書『40歳を過ぎて最高の成果を出せる「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』でこう書いています。

 「汗をかく」ことで、フィジカル・メンタルの両面を調整することができます。
  体調の悪さは汗をかくことで回復できるし、気分が落ち込んでいるときでも汗を流せば浮上します。
 とにかく、心身ともに不調な時こそ汗をかくように気をつけています。

葛西紀明著「40歳を過ぎて最高の成果を出せる「疲れない体」と「折れない心」のつくり方 」東洋経済新報社

そしてTさんのセリフが素敵。
「新しい身体の使い方を学ぶことで、自分の中に新しい視点が生まれそうな気がする」。

「吊るされた男」から見える世界は、いつもの世界と上下が逆転しています。
上半身を前に倒し、開いた両足の間から景色を見ると全く違う場所に見える、あんな感じ。
まさに「新しい体の使い方をすると見えるものが違ってくる」というTさんのセリフそのものです。

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心のゼロ地点に返るには:思いを放つ

みっつめのカードの山から現れたのは、カップのエース。
カップから勢いよく水が流れ出しています。

タロットカード
GUMMY BEAR TAROT, U.S.GAMES SYSTEMS,INC. www.usgamesinc.com


「水は感情の象徴。それがカップからあふれています。これで何か思い当たることはありますか?」という私の問いかけに対して、Tさんは少し考えて一言。
「マイブック・・・かな?」。

Tさんから伺って、私は「マイブック」の存在を初めて知りました。
日付と曜日以外は白紙の文庫本。白い部分に日記を綴ったり、手帳のように使ったりと様々な使い方ができるマイブック。「自分で作る本」として、新潮文庫から出版されています。

Tさんは続けます。
「今年の元日から『マイブック』をつけているんです。毎日です」

「日によってギッシリ書いたり、一行だけだったりと、量はバラバラ。でも湧き上がる思いを、マイブックという形で毎日外に出している。後から見返すと、自分のヒントになることもたくさんあります」

「欠かさず続いているということは、今の私にはマイブックに思いを書き留めることが必要で、心地いいのだと思います」とのこと。

「ゼロに戻るための具体的な方法のもうひとつが、湧いてくる感情を解き放つこと。私にとってそれは『マイブック』なんだということが、このカードで認識できました」とTさん。

「心のゼロ地点に戻れ」というメッセージ。
そのために、具体的にどうするのか。
カードは、ふたつのアドバイスをくれました。

ひとつは、「新しくヨガを始める」という身体面からのアプローチ。
そして「マイブックに思いを解き放つ」という心へのアプローチ。
見事に、心身両面へのアドバイスがそろいました。

身体面へのアプローチは、ヨガ以外にも様々な方法があります。
心へのアプローチもまたしかり。マイブック以外にも無数のツールがあります。

葛西紀明選手の『40歳を過ぎて最高の成果を出せる「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』は、フィジカル・メンタルの両面の調整方法の宝庫。

40歳を過ぎて最高の結果を出してきた葛西選手本人が実践してきた知恵を、誰でも実践できる30のコツにわかりやすくまとめられていて、おすすめです。