敬愛する友が、お花を贈ってくれました。
嬉しい。
空間も気持ちも華やいで、軽くなります。

昔、高校時代の先生と偶然会ったことがありました。
私が高校生の頃、彼女はおそらく50代半ば。
プライベートでバンドをやっているという話を聞いて、小柄なのにどこにそんなパワーがあるのかと驚いた記憶があります。
それから10年以上たっていても、先生は相変わらず人生を謳歌している様子がにじみ出ていました。
先生は私に聞きました。
「お子さんいるの?」
「いえ、いません」
「あ、そう、これからよ、これから」
「・・・っていうか、結婚もまだしてないので」
「あ、そう、これからよ、これから」
ん?
先生の「あ、そう、これからよ」は、とてもサラリとしていた。
というか、軽すぎるやろ!?というくらい軽かった。
私が予想していた反応は、(しまった、聞くんじゃなかったというトーンで)「あらー、まだなの・・・」だったのに。
そんな予想が生まれたのは、自分がそういう言葉を自分に浴びせていたからに他ならないのですが。
その頃の私は、「結婚」という言葉が出ると、真っ先に「人より遅れている自分」に意識が向いていました。
「結婚」と聞いて、例えば、結婚式でどんなドレスを着ようかなとか、どんなブーケにしようかなと考えることもできます。
そして、その方がきっとはるかに楽しい。
そういう楽しい回路をいくらでも選択できるのに、ただただ、「遅れている私=ダメな子」に勝手に回路がつながってしまう。
同じ反応を繰り返しすぎて、自動的に回路が選択される状態になっていたのです。
「遅い」からいいこともたくさんある。
このことに気づいていなかった私は、「遅い=よくない」としか考えられず、「結婚」という話題になると、一人で勝手に重く、暗くなっていました。
まぁ、勝手にやるんですから、100%個人の自由なんですけどね。
でも、先生の「あ、そう、これからよ」というめちゃめちゃ軽い言い方のおかげで、「あ、そうか、これからか」と思えたことを覚えています。
しかも、なんだかものすごく簡単に。
それから何となく、出会いにつながることをしようかな?という気持ちに、徐々に向かっていったような気がします。
いつもつないでいる回路を他につなぎ変えるのは、意外に簡単なことなのかもしれません。
そのコツは多分、軽く、軽く、です。
軽くいきましょう!