スーパーで支払額が1,001円だったので、千円と1円1枚を用意しました。
硬貨をトレイに載せる時、なんとなく1円を表向きにひっくり返しながら思ったこと。
1円には必ず表と裏がある。
どちらの面を向けていても1円は1円。
当たり前と言えば超当たり前のことなのですが、何となく発見した気分になりました。
先日、行きたかったカフェが満席で入れませんでした。
実は3回目のトライなのですが、超人気店のため今回もまた撃沈。
あぁー、この店には縁がないわ〜と思い、寂しく店を後にしました。
3度目の正直、と思ったのに。
雨も降っていて寒い日。
なんとなく、心の中のコインは裏向いたままでした。
で、近くの別の店に行きました。
コーヒーを飲んで会計をしようとしたら、レジを担当してくれた店員さんが眼を見張るようなイケメンだったのです。
何度か来たことのある店でしたが、こんなにかっこいい人いたっけ??これからは、絶対こっちに来ようと固く決意しました。
ずっと裏向いていた心のコインは一瞬でひっくり返り、最初のカフェが満席でよかった!と、むしろ感謝する始末。
コインなんて、思いがけず簡単にひっくり返るものですね。
裏しか見えない時にも、その反対には必ず表がある。
影しか見えない時も、その反対には必ず光がある。
「ん?」と思う時にも、その反対には必ず「わ!」と思うことがある。
もちろん、こうわかっていても、どうしても裏しか見えない時もあります。
表を見よう、見なくちゃ、とすればするほど、裏がピカピカ輝いてしまうような時もあります。
そんな時はただ、「そういえば、表面もあるんだった。今は見えないけど」ということを、ほんの少し思い出すだけで十分。
出来ない時に無理にひっくり返さなくても、余裕が出たら自然にコインはひっくり返ります。
どうしても裏に目が行ってしまう時は、それはそれで何か意味があること。
それをそのまま受け入れる方が、がんばってひっくり返そうとするよりも、きっとラクチンです。
だから、コインは表でも裏でも、どっちでも大丈夫。
コインであることに変わりはないのです。
それと同じように、あなたが何を感じても、あなたがあなたであることに変わりはない。
いつも表だけ見せてないといけない、なんて思う必要も、いつも裏ばかり向いてしまうと嘆く必要もないんです。