じぶん創造タロット

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水上紀行著『ガッツリ稼いで図太く生き残る!FX』

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 タイトルに踊る「ガッツリ稼いで」とか「図太く」という言葉から、肉食系な感じが漂うなぁと思いながら手に取ったのですが、読後感は真逆でした。

 

相場の行方。

それは、指標や分析ツールで予測することはできる。プロが見れば、ある程度の規則性もわかるのでしょう。

でも、不規則なのが唯一の法則、と言ってもいいのが相場。

その「先の見えなさ」に対して、本書からうかがえる著者の水上紀行氏のスタンスは、決して肉食ガォーではなく、淡々と、静かな禅僧のようだと感じました。さすが、相場経験33年の積み上げから導き出されたものは深い・・・。

 

本書で紹介されている相場の仕組みや、FX投資における分析法は、もちろんFXの実践にとても役立つものなのだと思いますが、個人的には巻末付録の「相場格言よもやま話」がツボでした。

 

この付録では、「休むも相場」など、相場にまつわる15の格言について水上氏が解説。相場にまつわる格言・・・ではありますが、じっくり読むうちに、

 

「これはFXという枠をこえて『人生』という相場に日々挑む私たち全員へのメッセージではないか!」

「FXに興味がある人もない人も、この巻末付録は一読の価値がある!」

 

とひとりで勝手に感動した次第です。

 

その中でも、ノートに書き写すまでに印象的だった箇所を引用します。

 

Once a dealer, always a dealer.

(ひとたびディーラーになったら、ずっとディーラー)

 

・・・(略)・・・

相場は自分自身の欲望と恐怖との戦いです。100%勝てる人はいません。勝ち幅を大きくし、負け幅を小さくし、さらに勝率を高くするには、結局は腹八分をよしとし、熱くならず、いつでも相場はあるさと割り切って、下りるべき時は下りる、もしくは、相場を静観できる(休む)ことが必要です。

・・・(略)・・・

相場に忍従するのではなく、気楽に楽しむということが、実は儲ける秘訣ではないかとも思う今日このごろです。「好きこそものの上手なれ」。

 

ーー水上紀行著『ガッツリ稼いで図太く生き残る!FX』から引用 

 

「相場」を「人生」に置き換えて読んでみると、なんとも味わい深いフレーズです。