じぶん創造タロット

じぶんにとって日々をよいものにするためのHOW

『トップも知らない星野リゾート 「フラットな組織文化」で社員が勝手に動き出す』は、フラットでない組織の人にも力をくれる

「仕事が楽しくない」とき。あなたはどうしますか?

 仕事を楽しくするために、異動希望を出したり、転職したりする。

それが難しければ、自分なりに楽しくなるような工夫をする。

どこかに楽しさを見出す。

いずれにしても、何かしら「動く」。

 

仕事は楽しくないものだから仕方ない、と割り切る。

その代わりに休日を充実させればよいと考える。

とにかく、仕事に対しては「動かない」。

 

大きくわけてこのふたつ。

つまり「動く」か「動かない」か、のどちらかだと思います。

どちらが正解かは十人十色。

 

また、「動く」も様々。

異動や転職は大きな「動く」。

それなりの覚悟がいります。

 

でも、小さな「動く」は気楽です。

日々の仕事を、これまでと違った目で見つめなおしてみる。

そして、できるところを工夫してみる。

できる範囲で楽しんでみる。

 動いてみたい気持ちはあるけれど、いきなり大きくは動けない時、まずは小さな「動く」から試してみてはどうでしょう。

 

 

 

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トップも知らない星野リゾート (前田はるみ著)

 星野リゾートが目指す「スタッフが楽しみながら仕事に取り組める環境づくり」。

それが「フラットな組織文化」として定着している様子が、10人の現場スタッフのエピソードによって語られている本です。


本書のサブタイトルにある「フラットな組織文化」。

これを見て自分が属する組織を思い浮かべ、私には関係ない・・・と感じる人にこそ、お勧めしたい本。


本書には、星野リゾートの現場スタッフ10人が登場します。

 

組織内でのコミュニケーションの取り方。

既成概念をゼロにしたからこその発見。

担当業務の知識を深め、広げていく姿勢。

コラボする相手との仕事の進め方。

 

紹介される事例は、結果的に事業化などの「大きな結果」になってもいるのですが、むしろ私はこれらのエピソードから、小さく「動く」ヒントを感じました。



巻末の解説で、星野リゾート代表の星野佳路氏がこんな一文を綴られています。

 

ーー「なんとしてもフラットにする」というトップの覚悟がなければ、フラットな組織文化は絶対に実現しません。ーーー



フラットな組織にガラリと変えることは、ひとりのスタッフの力ではできません。

 

ただ、フラットでない組織にいるとしても、目の前の仕事を楽しむ工夫は可能です。

しかもそれは、組織に頼らずひとりひとりができること。

 

ひとりひとりの工夫が、組織で共有されることはないかもしれない。

事業という形になることもないかもしれない。

 

でも、日々の仕事に対する「自分なりの満足度」を高めることは、何より本人にとって大きな意味があると思います。

 

また、食事をつくる・洗濯をするなども「目の前の仕事」と考えれば、組織に属している・いないに関わらず、すべての人に共通する話。

この本は、仕事に限らず日々の様々な活動を見直す機会を与えてくれました。


動いてみたいと思ったら、まずは小さく動くところから。

小さな「動く」を試してみたら、いずれ大きな「動く」につながるかもしれません。