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立春の卵、立ちました!

物理学者、中谷宇吉郎さんの随筆「立春の卵」を読んでから、毎年(忘れなければ)生卵を立てることにTRYしています。

 

「立春の卵」は、中谷氏が新聞報道で知った「大事件」をきっかけに書かれた1947年の随筆。

中国の古書に記載されている『立春には卵が立つ』という話。これを実験し、見事に卵が立った様子が2月6日の新聞で大々的に報道された。その新聞を見た中谷氏、早速ご自身で試してみる。生卵だったりゆで卵だったり、場所を変えてみたり・・・と色々と実験を重ねるのは、さすが科学者!

 

で、先ほど「今日は立春だった!」

と思い出して、冷蔵庫から卵を取り出してやってみました。

じゃじゃーん!できたー!!!嬉しい。

 

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随筆「立春の卵」の最後のこの部分が、とっても好きなんです。 

卵は立たないものという想定のもとではほとんど不可能であり、事実やってみた人もなかったのであろう。そういう意味では、立春に卵が立つという中国の古書の記事には、案外深い意味があることになる。私も新聞に出ていた写真を見なかったら、立てることは出来なかったであろう。何百年の間、世界中で卵が立たなかったのは、皆が立たないと思っていたからである。
 人間の眼に盲点があることは、誰でも知っている。しかし人類にも盲点があることは、余り人は知らないようである。卵が立たないと思うくらいの盲点は、大したことではない。しかしこれと同じようなことが、いろいろな方面にありそうである。そして人間の歴史が、そういう瑣細ささいな盲点のために著しく左右されるようなこともありそうである。
 立春の卵の話は、人類の盲点の存在を示す一例と考えると、なかなか味のある話である。

 

 ちなみに、「立春の卵」全文、青空文庫で読めます。

入力や校正していただいた方々、ありがとうございます~。

中谷宇吉郎 立春の卵