高校時代の友人と久々に会いました。
みんな同じ制服を着て、同じ場所に通っていたあの頃と違って、今おかれている状況はてんでばらばら。
でも、唯一共通していたのは「高校生の時、30年後の自分がこんなことになるなんて想像すらできなかった」という意見。
転職に転職を重ねた末に、思ってもみない分野で大活躍している人。
20年近く連れ添ったパートナーと離婚した人。
思わぬ大病を患った人。
超高齢出産でこれから怒涛の子育て突入の人。
肌もピチピチのJKだったころ、30年後の姿をどのように想像していたか、自分自身も昔すぎて記憶にないのですが、いまの姿を想像はしていなかったことだけは断言できる(笑)。
「未来なんて、何一つ確定してないんだね」と言いながら、別れました。
そうなんです。
今、この時点で100パーセント確定している未来なんて何もない。
私は、タロットカードで未来をリーディングすることはありますが、それはあくまで「何もせずにいたら起こるかもしれない未来の傾向」みたいなもの。
それさえ、「私は、それを選ばない!」ということだったら、選ばなくてもいいんじゃないかと思う。だって、何も決まっていないのですから。
カードは「こうなる」という未来を決めるものではありません。
あるのは、相談者さんの中にある「こうしたい」だけなんだと思います。
こう考えると、「ズバリ言うわよ!あなたの未来はホニャララ~!!」というセリフは、占い師が相談者さんに言うのではなく、相談者さんが自分に言うセリフかもねと思いました。
占い師というのは、カードを介して相談者さんが「ホニャララ」を探す伴走者。
それが、私の「占い師」像です。